【苦手なままではもったいない!】物理を学ぶ意義とは??

query_builder 2023/12/27
物理 苦手

皆さんこんにちは!Scientia代表の戸澤諄也です!


苦手な科目になりやすい物理...

生徒たちから、


「何をしているのかよく分からない」

「数式がよく分からない」


という声をよく聞きます...(TT)

特に高1から物理基礎を始めている人から、よくこの声を聴きます。


このような理由から物理が「苦手」科目となり、選択科目から外してしまうとか、理系選択を諦めるという人も少なくありません。

更に、苦手意識から「物理を勉強して何になるの?何に役立つの?」と考えてしまい、「苦手」から「嫌い」になることもしばしば...。


そこで今回は、物理を学ぶ意義とは何なのかについてお話していきたいと思います!

物理を学ぶ意義とは!

生徒の物理に対する認識は?


物理って公式暗記ゲーでしょ?


これは私が現役高3生としてセンター試験を受けたとき、休み時間中に友達から言われた言葉です。

この言葉に、物理に対する生徒たちの認識が全て表れていると思います。つまり、物理ってよく分からないけど、公式を覚えておけば点は取れるもの、と認識しているんだろうと分かります。


物理専門塾を経営している身としては言いずらいですが、確かに理科の物理という科目にはそういう側面があることは否めません...。

実際に私も高2~高3夏までそのように感じていました。


暗記すれば点が取れてしまうんですから、後述するような「数式の背景」を考えるというめんどくさい段階はすっ飛ばして暗記に力を入れてしまう生徒が多いようです。

これは偏差値の高い高校に通っている生徒にも例外ではありませんし、なんならそういう生徒にこそ多い気がします。というのも、容量の良い生徒はすぐに暗記ができ、問題も解けるようになるからです。だけどいざ考えてみると自分が何をしているのかが分からない...。


このように、物理は暗記科目と捉えてしまっている生徒が多いようです。

物理と数学の違いって何??

そうなると、物理と数学の違いってなんだろう?と疑問に思いませんか?


数学は公式を暗記して、解法を覚えて、それぞれの問題に当てはめて解いていきます。これって、先に話した物理と全く同じですよね。


となったら、物理を学ぶ必要はないように思えてしまいます。なぜなら物理で培える能力(公式を覚えて問題に当てはめる能力)は数学で充分に培えてしまうのですから。


ですが、実際はそんなことはありません!!やはり物理には物理特有の学ぶ意義があるはずです(理科という科目がずっと残っていることは、理科という科目でしか培えない能力が、特有の学ぶ意義があるはずです)。


この「物理特有の学ぶ意義」というのは、数学と物理の学問としての違いに大きく由来するはずです。


そこで、物理と数学の違いを見ていきましょう!


この結論から言うと、物理は帰納的、数学は演繹的である、という違いがあります。

少し難しい言い方をしましたが、簡単にいうと、物理は観察が1番最初にあるのに対し、数学は公理や定義が1番最初にあるという違いがあります。

物理を学ぶ意義はこれ

ということで、物理には「観察が1番最初にある」という観点から、何か特有の学ぶ意義があるということを見ました。これをもう少し分かりやすくしていきましょう!


先にも述べたように、物理という学問は「観察が1番最初にある」という特徴があります(いわゆる自然科学です)。つまり、物理の本質は問題を解くことではなく、どのように法則、公式をみつけるかという部分にあります!

これが物理を学ぶ意義につながるのです。つまり、物理を学ぶ意義というのは、「自然を観察してそこから法則を導き出す思考・観察方法を身に着ける」ことです。

決して、公式を覚えて問題に当てはまることが物理の本質ではないのです。



苦手に感じるのはあなたのせいではない!!

現在の物理教育

物理を学ぶ意義として、「自然を観察してそこから法則を導き出す思考・観察方法を身に着ける」ことと言いました。

私がこのように主張する理由の1つとして、実生活で物理が直接役に立つことがほとんどないことが挙げられます。


少し前に「三角関数を知らなくても生きていける」的な議員の発言が話題になっていましたが、実際にそうなんです。物理にもそのような側面があります。例えば運動方程式を使わないと生活に支障が起こる場面などあるでしょうか?ないですよね(笑)


もちろん、私たちの身の回りのものは殆どすべて数学、物理、化学等の科学の応用により作られています。あなたが着ている服も、このページを見るためのそのデバイスも、すべてが科学の賜物です。


とはいえ、私たちが生活するうえでその知識というのはほとんど必要ありません。究極を言ってしまえば、機械を作る・使う人たちのみが知っていればいいのです。


ということは、物理の公式や知識を暗記することは教育の目標となるべきではありません。なぜなら、教育とは受けた人すべてに利益をあたえなければなりませんから。


そこで私は、「物理から得られる思考・その方法の修得」こそが物理教育の目標であるべきと考えます。


しかし現在の物理教育ではそのようになっていません。「いい大学に入る」ことを目標に点を獲ることに注力し、知識と公式を詰め込む教育になっています


そのため、公式の形・使い方以上の部分に触れられず、生徒に「物理って何がしたいんだろう?」と疑問に感じさせてしまうのです。

物理が苦手で困っているそこのあなた!それは決してあなたのせいでも、能力が不足しているとか、物理が向いていないとかではありません。

Scientiaの物理教育!

一方Scientiaでは、公式の詰め込みではなく、公式がどのように導出されるのか、その数式には何が隠れているのかに焦点をあてた授業をしております


先にも述べたように、物理というのは自然科学としての特徴があります。つまり、自然が先に存在し、そこから法則や公式が導かれるという性質です。


これに焦点をあてた、ここでしか受けられない授業は、物理が苦手で困っているひとにも、物理が得意でさらに学びたい人にも必ず利益を与えます!

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