「物理がどうしても苦手...」
「物理の何が分からないのか分からない」
そう悩んでいませんか?
僕は京都大学理学部の物理学科に属しているめちゃめちゃ物理な人間ですが,そんな僕でも高校生のころは上のような悩みを抱えていました.
そこで今回は,なぜ物理が苦手になるのか,なぜ物理は難しいと言われるのか,これについてお話していきます!
なんで苦手に?
物理基礎を始めるタイミング
物理は難しい!
と生徒から言われることがよくあります.特に高校1年生から物理基礎が始まるような高校の生徒から聞きます.
とはいえ,物理基礎の最初の方で習う力のつり合いなどは,小学校・中学校でもやってきたのであまり躓かずスムーズに学習できています.ではどこで躓いているのかというと,落体の法則の箇所になります.例えば,
- 水平方向と鉛直方向に分けるってなに...?
- ベクトルってなに...?
- cosθってなに...?
というような躓き方をしているようです.
この1~3,実はある共通点があるんです!
それは,数学としての難しさに躓いてしまっているという点です!
それもそのはずで,高校1年生では「三角比」「ベクトル」といった数学はまだ習っていないんですから...!
ですので僕は,高校1年生が物理基礎をやるのには反対ですし,それで物理に苦手意識をもったとしても生徒は何ら悪くないと思います.なんならそういうカリキュラムを作る学校が悪いです!笑.
なので,高校1年生などのベクトルをまだ習っていない人が
物理苦手だな...
何にもわかんないな...
と感じてしまうのは仕方がないことです!決して,物理が向いていないとか,自分の能力が低いとかではありません!
背景の自然現象を想像しよう!
物理が苦手になってしまう理由の1つとして,「物理基礎を学び始めるタイミング」を上で挙げました.これは,物理を考える以前の,道具としての数学の知識・技術が不足していることでした.
ですが,もちろん物理特有の難しさというのもあります.それは,物理が自然科学であるということです.
上でも述べたように,物理では数式が必ず出てきます.これら数式のすべては自然現象を机の上で再現するための道具に他なりません.
考えてみると当たり前のことなのですが,物理においては
自然現象→数式
という順序になっています.つまり,自然現象が先んだって存在して,それを表現するために数式があります.
「数式は必ず自然現象を表現している」この意識が物理を得意にするか苦手のまま終わらせるかの分岐点になります!
つまり,物理が苦手なひとはただ計算のまま終わらせてしまっていて,その後に自然現象を想像する過程を抜かしてしまっているのです.
とはいえ学校では,数式一つの背景の自然現象すべてを説明してはくれませんし,その方法も教えてくれません...僕がこの意識を持つようになったのはなんと高3の10月でした...
苦手を克服するためには?
物理の勉強法とは?
物理が苦手になる理由は,
- 数学的な知識・技術の不足
- 背景の自然現象を考えていない
でした.では,どうすれば苦手な物理は克服できるのでしょうか?
まずもちろん,三角比やベクトル,微分になれることが重要です!できれば物理を学ぶ前に修得しておきたいですが,もう物理の勉強を始めた人は並行して数学もちゃんと勉強しましょう!
そして,自然現象を想像する練習をすることです!数式を導出しておわりなのではなく,その後に数式から想像を膨らませる過程を踏みましょう!
一人で勉強するのは難しいぞ...!
上で苦手な物理を克服する方法をざっくりとだけ説明しました.ですが,こう思った方もいるのではないでしょうか?
自然現象を想像する練習ってどうやるんだよ!
それができたら困ってない!
その言い分もごもっともです笑
実はここに物理の難しさが隠れているのです.というのも,物理は一人で勉強することが難しい傾向にあると言われています.
理由は2つあります.
1つは先述した,数式から自然現象を考察する技術についてです.これが元々できる人はいいのですが,多くのひとは最初からできることではありません.
それに,巷にあふれている参考書をみても解法を述べているだけでこの点に多く触れているものは無いようです.そのため,1人で勉強するのは難しいのです.
もう1つは,躓いている理由が専門性の高い話題である可能性がある,ということです.
何か分からないことがあったときに,それが
- 条件などをうまく使えていない数学的な技術の不足
- 単純な計算ミス
- 実は非常に難しい内容で,大学レベル以上のテーマ
と割り振ることができます.これらの内どれに該当するのかは学習者にはパッとはわかりません.特に3番目が理由であった場合,解決しないはずの問題に時間をかけてしまい,非常に無意味な時間を過ごしてしまいます.
つまり,物理の苦手を克服するには,物理に詳しいアドバイザーが必要になってくるのです!
物理が苦手な人こそ,Scientiaに!
苦手を克服する一歩を踏もう!
以上,物理で躓いてしまう理由とその克服方法を挙げました.
結論としては,物理に詳しいアドバイザーが必要ということでした.
そこで弊塾Scientiaでは,
- 公式の導出
- 自然科学としての物理
- 背景にある自然現象の説明
を重点においた指導をしております.
物理が苦手で悩んでいるあなたに寄り添った指導をし,ともに物理を好きになりましょう!!
Scientia
住所:京都府京都市左京区
電話番号:090-6185-0274
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